デコボコをワイヤー矯正で治療した症例/埼玉県上尾市
2020年04月27日
主訴:デコボコを治したい
治療内容:NiTiストレートワイヤーとマルチブラケットシステムによる矯正治療(スタンダード矯正)
治療費:¥572,000(検査代、装置代、保定装置代含む総額)
治療期間:1年5か月
10代の患者様です。乳歯から永久歯に生え変わる際に、歯が入る隙間が足りず、デコボコができてしまいました。学校の検診では毎回歯並びにチェックがついており、今回治療を決意されました。
術前の検査でディスクレパンシー(デコボコの量)を計測したところ、歯を抜かなくても歯列弓を拡大することで歯を並べることが可能と判断しました。
補助的な装置は使わず、ニッケルチタンワイヤーと透明プラスチックのマルチブラケットシステムによる治療を行いました。抜歯が必要な症例では2年半から3年の期間を要すことが多いですが、こちらの症例は非抜歯のため、1年半という短い期間で治療が終了しています。
今回はスタンダード矯正で治療しました。(専門医ではなく、虫歯治療などを行う一般の歯科医師が担当する矯正)専門医による治療ではありませんが、噛み合わせ・歯並びともに患者様にご満足いただける仕上がりになりました。
治療中はワイヤーを装着するため、歯ブラシの難易度が上がります。しっかり汚れを取りきらないと歯肉が炎症を起こし出血することがあるので、通院毎に歯ブラシ指導やクリーニングでプラークコントロールを行いました。
治療終了後は歯並びはもちろん、噛み合わせもきれいに整い、歯ブラシもしやすい状態へと改善しました。今後は補綴装置(後戻りしないようにするための透明なマウスピース型の装置)を長期的に使用していただき、きれいな歯並びを維持していきます。人間の歯並びは歳をとると必ず動いていきます。特に矯正治療をした方は動きやすいので、使用時間や使用頻度を守り、正しく補綴装置を使っていただくことが重要です。