インプラントQandA｜北上尾歯科｜北上尾駅30秒・夜9時まで・土日祝も診療

インプラントQandA

インプラント治療をうける医院選び

現在、多くの歯科医院でインプラント治療は行われており、「どのような歯科医院でインプラント治療を受ければいいのか？」という質問が非常に多く寄せられます。
そこでインプラント治療を受ける歯科医院選びのポイントをまとめました。

1,歯科医師の経験
インプラントも手術の一つですから、担当する歯科医師の経験は非常に重要です。現在、インプラントをおこなっている歯科医院はたくさんありますが、日常的に手術をおこなっている歯科医師はごく僅かです。
どのくらいの症例数があれば経験豊富な歯科医師だと言えるのか一概に答えることはできませんが、毎週1症例、年間に50症例を超えるようであれば日常的にインプラント治療を行なっている歯科医師だと言えるのではないでしょうか。

2,インプラント以外の治療もやっているか？
インプラント治療を成功させ長期的に維持していくためには、インプラントを診ているだけではいけません。インプラントはチタンでできていますから虫歯にはなりません。しかし歯周病にはなりますし、噛み合わせの力が強すぎて壊れてしまうことはあります。
大事なことはお口全体の健康やバランスを考えることです。いくら完璧なインプラント治療を行なっても、歯周病や噛み合わせの状態が全体的に安定していないといずれ問題が生じます。
インプラント治療をうける際には、「インプラント専門医院」ではなく「インプラント症例が豊富な総合歯科医院」を選んでいただくといいでしょう。

3,使用しているインプラントメーカー
インプラントは世界各国で研究・開発されており、現在から使用されているインプラントの種類は100を超えます。その多くはチタン製ですが、使用されているチタンの純度や表面性状、構造はそれぞれ違います。この微妙な違いがインプラントの成功率に影響を与えています。
現在、世界的に使用頻度が多く、信頼性も高いと言われる3大インプラントは以下のものです。
ストローマンインプラント：スイス製
ブローネマルクインプラント：スウェーデン製
アストラ・インプラント：スウェーデン製
これらのインプラントは他のタイプとくらべて長期的な成功率が高く、また取り扱っている歯科医院も多いです。
なお私はいくつかのインプラントを経験した結果、現在ではストローマンインプラントシステムを採用しています。ストローマンインプラントは3大インプラントの中でも、日本人の特徴に最も適合したインプラントだといえます。日本人は欧米人にくらべると顎の骨が薄く、口も小さい傾向があります。そのため、ヨーロッパ製のインプラントやその治療器具の多くは日本人には大きすぎるのです。一方ストローマンインプラントはインプラントの種類が豊富で、日本人の骨に適したサイズや表面構造のインプラントが揃っています。
ストローマンインプラントは国産インプラントやアジア製のインプラントにくらべて高価ですが、その安心度合いは価格差を大きく超えると断言できます。

4,医院設備
「滅菌設備」「3D−CT」「診断用コンピュター」この三つはインプラントを行う上で必須です。これ以外に手術室（手術時の個室）、マイクロスコープなどがあれば更にいいと思います。
またこれらの大きな医療設備以外に、骨移植、サイナスリフト、ソケットリフトなどに必要な外科器具も重要です。

5,担当医の説明は十分か？
これは非常に重要な要素だと思います。インプラントの治療方法、料金、保証などはもちろんですが、リスクやデメリットもしっかり説明してくれる歯科医師は信用ができると思います。また、カウンセリングの際にインプラントをするかどうかの決断を急かす歯科医師はおすすめできません。
「悩まれるようであれば、他の医院でも相談してから検討してみてください。」というくらい余裕がある先生の方が、安心できるのではないでしょうか。

6,料金、保証
治療費はもちろん重要だと思います。しかし、極端に安い場合は気をつけた方がいいでしょう。インプラントの場合、骨移植や手術料、かぶせものの費用などが細かく分かれていることが多いです。金額を比較する場合は、総額でいくらになるのかを明確にしておく必要があるでしょう。
また、治療後の保証も医院によってちがいます。多くは5〜10年ですが、土台部分にしか保証がきかないことや再治療費の半額は負担する必要があるなど、同じ年数でも条件が違います。

インターネットが充実した現在社会では、少し検索しただけでインプラントに関する膨大な情報を得ることができます。しかしその反面、情報の真偽を判断することが難しく、またどの内容が自分に当てはまるのかを知ることは歯科医師の診断が不可欠です。
インプラント治療をどの歯科医院で受けるのか決める際には、遠慮なく複数の医院で相談してみてください。